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異業種交流会へ行ってきました

2010年3月19日 

昨日は、異業種交流会の定例会へ行ってきました。

 

テーマは、「金融情勢と制度融資の現状について」です。

市川市の経営コンサルティングの方が講師となってお話があり、

質疑応答なども活発に行われました。

 

メインのお話は制度融資についてでしたが、その前段階として、

金融情勢や金融機関の現状について、解説がありました。

 

バブル崩壊以降の金融(銀行)再編、それに伴い、金融機関の

資産内容が明確化・透明化されてきたこと。

一方、これからIFRSなどの新会計基準が実行されることを受けて、

自己資本比率引き上げのために貸出金の圧縮を行っていること。

これにより、資金の流れが止まってしまいつつあること。

 

専門用語などもありましたが、おおむねこのような概況が

解説されていました。

 

資金の流れが滞ることによって、企業の資金繰りが厳しい状況に加えて、

株式市場が動かないために、債券市場にも影響が及んでいるとのこと。

全体として、資金が必要なところに回っていかない悪循環に

陥っている、という解説でした。

 

さらに、日本の制度融資は、制度そのものがわかりにくいために、

利用が進んでいない現状があるようです。

 

国・都道府県・市町村がそれぞれ独自の制度を作っていたり、

信用保証協会や商工会にも同じような制度がある。

制度自体が複数ある上に、各制度ごとに内容や条件が違うため、

「どの制度をどのように活用したら良いかわからない」というのです。

 

また、リーマン・ショックからの経済危機を受けて導入された

「緊急融資制度」においても、なかなか融資の実行が進まず、

「必要なところにお金が回っていかない」という状態だということです。

中小企業の経営者の方にとっては、融資を勝ち取るためには

金融機関との交渉が必要になり、これも利用のネックになっているようです。

 

どんな制度を

どのような条件で

どこを窓口にして使うのか。

そして、金融機関とどのように交渉したら良いのか。

 

制度融資の利用にあたっては、信頼できる専門家のサポートを受けて、

検討することが必要だと感じました。

 

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