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基礎研修へ行ってきました

2010年3月29日 

昨日は、行政書士会の基礎研修へ行ってきました。

全3回のシリーズの最終回です。

 

簿記や決算書、税制に関する基礎について学ぶ講義と、

図面・資料の見方・読み方についての講義がありました。

 

今回の研修で面白かったのは、最後の「図面・資料の見方・読み方」の講義です。

 

初めは、地図や建物平面図などを用いて、その読み方を学ぶものかと思っていました。

ところが実際は、もっと根本的な考え方についての講義でした。

 

行政書士の業務の一つに、許認可申請に関するものがあります。

申請書を提出する際に、添付資料として、地図や図面などさまざまな資料を提出します。

 

 ・何のためにその資料が必要とされているのか?

 ・何を証明するためのものなのか?

 ・誤差はどの程度までなら許容できるのか?

 

書類を作成する際に、法律の規定に基づいて、これらのことを考えた上で、

資料を用意しなくてはならない、というお話しでした。

そのためにも、周辺知識を組み合わせ、体系づけることで、

「なぜその資料が必要なのか」を理解することができるのです。

 

情報の集め方、読み方は、私たちのような仕事をする者にとっては、

とても大切な考え方です。

特に、与えられた情報から「何を・どれくらい」読み解くのかという視点は、

書類の作成だけでなく、業務を進めていく上で欠かせません。

 

特に、講師の先生がおっしゃっていた「情報は出た時点で古くなります」という言葉は、

忘れてはならない言葉だと思います。

自分の持っている情報が正しいものか、適切なものなのか、

「現場百回」と言われるように、現況の確認を怠らないようにしなくてはなりません。

地図に書いてあるはずの建物が取り壊されていたり、逆に、地図になかった道路ができていたり、

身近な例ですが、常に現場を見るということは、必要ですね。

 

法律の規定や実際の制度の運用の状況など、専門知識を蓄えていくことはもちろんのこと、

資料や情報の性質についても、しっかり勉強していきたいと思います。

 

「基礎研修」と銘打ってはいましたが、この先の業務を手掛けていく上で、

常に振り返ってみたい大切な講義となりました。

 

羽田FP/行政書士事務所

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